ステークホルダーからの企業評価 持続可能な
企業成長を
サポートする

ブランドや評判と
企業の持続的成長

近年、ESG投資に代表されるように、事業の社会的意義や成⻑の持続性など、企業が持つ財務指標以外の特性に着目し、その評価が高い企業に投資しようという意識が高まっています。そのような特性として、企業のブランドや評判が挙げられます。

これまでの研究で、企業のブランドには企業業績や成長力、株主価値との関連があり、評判は企業成長の持続性と関連があるという結果も出ています。「三方良し」という日本の伝統的な経営哲学が示すように、周囲からの企業評価は、企業のその後の発展性や持続性と強く関係している可能性があると考えられます。

そこで、企業のブランドや評判を広く効果的に定量化する指標
「Eight Company Score」を開発しました。

Eight Company Scoreとは

企業に対するステークホルダーのエンゲージメントを定量測定できる
Sansan株式会社が独自に開発した指標です。

Eight Company Score
評点の高い
企業ランキング

※ 2019年11月時点の調査結果です。調査対象企業数:1408社

これまでの研究結果

Eight Company Scoreの有効性を調べるため、
Eight Company Scoreと株式市場価値や企業業績との関連について検証を行いました。
その結果、次のことが分かりました。

  • Eight Company Scoreスコアは PBRと正の関連性を示すこと

    真鍋友則・中川慧・吉田健一(2019)「B2B企業ブランド評価と株主価値」,『人工知能学会全国大会論文集』JSAI2019, P. 4Rin126, 人工知能学会.

  • Eight Company Scoreは、時価総額、利益率と正の関連性を示している

    Tomonori Manabe, Shohei Usui and Kei Nakagawa, Relationship between corporate brand and market value, profitability, characteristics of business network in Japanese B2B markets, NetSci-X 20 Jan 2020

  • 企業の人的ネットワークの位置やポジションと関係がある

    臼井翔平(2019) 「ブランド価値とは何か〜BBESと名刺交換行動に関する関連性分析〜」, DSOC Data Science Report vol.07 https://sansan-dsoc.com/pdf/DSOC_DSR-07.pdf

  • ※ 研究成果は、随時、学会発表や論文として公開する予定です。

    これからの研究

    今後、下記のような研究を進めることを計画しています。

    環境や社会に良いことをしながらも、かつ、市場平均以上のリスク調整済みリターンを上げ続けること。これが、国連が提唱しているサステイナブルな責任投資の原則=PRIです。この原則にかなう企業価値をどのように創出し成長を続けられるのか? それは、すべてのビジネスにおいて環境E・社会S・ガバナンスGに配慮するというESG価値を企業が創造すること。そして、投資家に加えて顧客、サプライヤー、従業員といったステークホルダー、ひいては社会全体と持続的なエンゲージメントを通じてESG価値を共有することにより可能になると言えます。つまり、いかに企業が未来社会に向けてESGに関するブランドや評価を構築するかにかかっています。ESGという観点から見えざるブランドや評価を見える化して、ビジネスへの付加価値を計量化する。そのベースラインとして、幅広いセクターを網羅し、様々な規模の企業のブランドや評価をレーティングするEight Company Scoreは、これからの企業分析と評価にインテグレートすべき必須のベンチマークとなるでしょう。

    中央大学大学院法務研究科石島 博 教授

    幅広いステークホルダーから評価されている企業の成長性や持続可能性を明らかにすること、また企業が自社のブランドや評判を適切にマネジメントできるような指標と知見を提供することを本研究の目的としています。

    お知らせ

    Sansanは、野村アセットマネジメント株式会社とEight Company Scoreを用いた投資インデックスの開発に向けて共同研究を開始しました。Sansanのデータ統括部門であるDSOCが本研究を担当しています。

    Sansan DSOC